七夕

七夕伝説のおこりは中国です。
もともとは、中国の織女(しょくじょ)牽牛(けんぎゅう)の伝説と、裁縫の上達を願う乞巧奠(きこうでん)の行事とが混ざりあって伝わったものといわれています。
織女と牽牛は夫婦なのですが、仕事をせずに遊んでばかりいたので、1年に1日のデート以外は仕事、仕事の毎日を強制されるという儒教的思想の色濃いお話です。
昔の農民が「仕事、仕事」の毎日を哀れむために作ったのが七夕伝説の最初なのではないかといわれていますが、中国の後漢のころ(1~3世紀)には作られていたようです。
日本へは遣唐使などによってもたらされ、日本に従来からあった棚機津女(たなばたつめ)の信仰とが混ざってできたとされています。
その他にも琉球地方には羽衣伝説などと混ざった形で七夕伝説が伝承されており、正確にいつ日本に伝わったかは定かでありません。
江戸時代には書道学問の上達を願う行事となり、また、おり姫星とひこ星を引き合わせるため、たらいに水を張り、そこに2つの星を反射させてわざとたらいをゆらし、2つの星があたかもくっついたようにすることも行なわれていたようです。
七夕は旧暦7月7日の行事。五節句の1つ。奈良時代からまつられてきたが、起源は以下の2つがあり、日本の七夕祭はその2つが合体したものです。
地方によってその祭り方はさまざまです。
天帝の娘織女と牽牛の星の恋物語にちなんだ星祭、星をながめ、祭壇に針などをささげて工芸の上達を願う。この祭を中国の宮廷では乞巧奠といいます。
日本の大和朝廷も乞巧奠にそって七夕を祭った。
民間に広まったのは室町時代以降と言われる。
類話が、東南アジア~朝鮮半島・中国・西日本の広範囲に見られます。
天にのぼった恋人たちが、最後に大河によってひきさかれ、 1年に1日しか会えなくなる結末はだいたい同じでその1日が7月7日です。
日本の七夕祭りは大陸伝来の星祭だけではなく、古い民間信仰と結びついている。
折口信夫によると、乞巧奠伝来以前から、日本には棚機女(たなばたつめ)という巫女が、水辺で神の降臨を待つという農村の禊ぎ(みそぎ)の行事があったというものです。
両者が合体したのが日本七夕で、タナバタの読みは棚機からきているといいます。
また、民俗学の諸調査によると、田舎の町村の七夕祭は、すぐ後の大型年中行事・う蘭盆(お盆のこと 。
旧7月15日前後)の準備という色彩が強い。そのためのみそぎだという説もあります。
さらに、静岡などでは畑にたなばた様が降臨するという考え方がある。
里芋の葉の水を集めて墨をする地方もあり、収穫祭という意味合いがある地方もあるようです。
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