バレンタインデー

バレンチノは、獄中でも恐れずに看守たちに引き続き神の愛を語りました。
言い伝えによると、ある看守に目の不自由な娘がおり、バレンチノと親しくなりました。
そして、バレンチノが彼女のために祈ると、奇跡的に目が見えるようになったのです。
これがきっかけとなり、バレンチノは処刑されてしまうのですが、死ぬ前に「あなたのバレンチノより」と署名した手紙を彼女に残したそうです。
そのうち、若い男性が自分の好きな女性に、愛の気持ちをつづった手紙を2月14日に出すようになり、これが次第に広まっていったのです。
現存する最古のものは、1400年代初頭にロンドン塔に幽閉されていたフランスの詩人が妻に書いたもので、大英博物館に保存されています。
しばらくたつとカードがよく使われるようになり、現在では男女とも、お互いにバレンタイン・カードを出すようになりました。
バレンチノがしたように「あなたのバレンタインより」(From Your Valentine)と書いたり、「わたしのバレンタインになって」(Be My Valentine)と書いたりすることもあります。
現在アメリカでは、クリスマス・カードの次に多く交換されているようです。
バレンタインのチョコレートですが、昭和50年前後のころはかなり本命の男の子にしか贈られていなかったようです。
昭和50年代後半ころになると「義理チョコ」などといって顔見知りの男の子に大量にばらまいたり、会社のOLが共同でチョコレートを買って同じ部署の男子社員に大量にばらまくなどという何とも不思議な習慣が出てきました。
そして購入されるチョコレートの量はぐんと伸びました。
もっともこの「義理チョコ」の中にはそれを装って大量にばらまいた中の一人は実は好きな男性という形で自己満足を得るという目的の「偽装義理チョコ」もしばしばあるようです。
さてその気になる贈る個数ですが、ユーハイムの調査によれば、8割の人が3人以上に贈っており、20代の未婚女性の場合は6割ほどの人が6人以上に贈っていて、全世代の平均では4~5人くらいに贈っている計算になるそうです。
一方日本チョコレートココア協会の統計を見ると、バレンタインのチョコの国内の総売上は600億円ほどだそうですから、赤んぼうからおばあちゃんまでの総女性人口の半数がバレンタインをやっていると想定すると、一人あたり約1000円使っている計算になります。
この金額から推定できる贈り先の数は3~4ヶ所ですから、結局やはり4人くらいに贈るパターンが平均像になるようです。
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